バノン

栗の葉で包まれた山羊乳チーズ。
香り高く濃厚な味わい。

タイプ 原乳種 原産地 脂肪分 熟成期間
シェーブル 山羊 フランス
プロヴァンス
最低
40
最低15日間

バノンチーズの歴史と起源

バノンチーズの製造は、古代のガロ・ロマン時代にまでさかのぼります。南仏プロヴァンス地方の高原の村アルプ・ド・プロヴァンス周辺で行われていたチーズ製造が始まりで、その起源は非常に古い伝統的なチーズとされています。

当時の厳しい冬の気候から、バノンチーズは余ったチーズを栗の葉で包んで保存する習慣が生まれ、伝統的な手法が使用され、古くからの習慣や技術が受け継がれています。

バノンチーズの製造と味わい

バノンチーズの製造は手作業で行われています。山羊から搾乳したミルクに凝乳酵素を加え凝固させます。凝固した後、カイエ(凝乳)を直接型に入れ、24時間以上ホエーを抜いて水分を調整します。その後、塩を加えて熟成させ、最後に栗の葉で包み、ヤシのひもで結びます。バノンチーズの熟成期間は最短で10日間です。

バノンチーズは独特の柔らかくてねっとりした口当たりであり、香り高く濃厚な味わいが特徴です。山羊のミルク特有のクセは少なく、塩味がほど良く効いています。熟成により、外側はトロッと、中はねっとり滑らかな組織に変化します。

バノンチーズとのペアリング

バノンチーズは赤ワインやアンバービールなどとペアリングされることが多く、その風味を引き立てます。プロヴァンス地方の伝統的なハーブや牧草の香りも感じられる、贅沢なチーズの一つです。

バノンチーズは冷蔵庫の野菜室で保存し、葉に包んだままラップやフリーザーバッグで包んで保管します。栗の葉は殺菌してから使用されていますが、チーズの品質を保つために適切な保存をしてください。

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