カンタル

古代ローマの民も愛した、
長い歴史を持つチーズ。

タイプ 原乳種 原産地 脂肪分 熟成期間
セミハード フランス
オーヴェルニュ
最低
45
最低30日間

世界で最も古いチーズの故郷

火山の国とも言われるーヴェルニュ地方はフランス中央山塊に位置しており、約80の山脈や旧火山があり、温泉も楽しめる場所として知られています。この土地は牧草地しか育たず、古くから牧畜が盛んでした。

オーヴェルニュ地方で生産されるカンタルは、その地名から名付けられたチーズです。古代ローマの博物学者プリニウスは、1世紀ごろの著書でカンタルを「世界で最も古いチーズ」と称し、その人気を絶賛しました。塩味のある味わいで、ほろほろとした組織が特徴です。

カンタルの製法とバリエーション

カンタルは山岳地帯の名に由来し、その製法は古くからの伝統を受け継いでいます。熟成には温度や湿度が管理された熟成庫が使用されますが、昔は洞窟や山小屋が利用されていました。

熟成期間によってカンタルの味わいが異なり、若いものから順に「ジュンヌ」「アントル・ドゥー」「ヴュー」と呼ばれます。熟成によって外皮は厚くなり、色や香りも変化します。

カンタルの味わいと食べ方

カンタルの味わいは熟成によって変化し、若いものから順にバニラやナッツのような風味が感じられます。食べ方も熟成段階によって異なり、軽い赤ワインや白ワインとの相性が良いとされています。料理にも幅広く使われ、特にポテトやベーコンと組み合わせた料理が人気です。

保存には乾燥を防ぐためにチーズを包み、冷蔵保存する方法が一般的です。

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