シャヴィニョル

クロタンの名ももつ山羊乳チーズ。
ユニークな名前の由来。

タイプ 原乳種 原産地 脂肪分 熟成期間
シェーブル 山羊 フランス
ヴァル・ド・ロワール
最低
45
最低10日間

シャヴィニョルの由来と歴史

シャヴィニョルは、フランスのロワール地方に位置するサン セールの町の近くにあるシャヴィニョル村で生産されるチーズです。16世紀から存在し、クロタン・ ド・シャヴィニョルという名で親しまれてきました。

チーズの名前の由来には、二つの説があります。一つは、オイルランプとして使用されていた「クロ」と呼ばれる素焼きの器に由来するもの。もう一つは、チーズの形状が馬の糞に似ていたことから来ているというものです。

また、1976年にAOC(原産地統制名称制度)を取得しました。この認定により、シャヴィニョルの名前とともに、その品質と起源が保証されました。

シャヴィニョルの熟成と味の変化

シャヴィニョルチーズは熟成の過程で味が大きく異なります。若いものは「フレ」と呼ばれ、ほっこりした組織とさわやかな酸味、ミルクの風味を特徴とします。12日熟成したものは「ドゥミ・セック」と呼ばれ、少ししっとりとした組織で、酸味とミルクの甘味が感じられます。

さらに、1か月熟成すると「ブルー」と呼ばれ、森を思わせる香りの青カビが表面にまとわりつきます。くるみやヘーゼルナッツの風味をもつ「トレ・ セック」として知られるチーズもあります。

そして、セラミックのつぼに入れて1か月以上熟成させると、個性が際立った「ル バッセ」が生まれます。

シャヴィニョルと料理とワイン

シャヴィニョルチーズは、熟成の段階によって異なる味わいを楽しむことができます。若い時は活気があり、酸味と甘みが感じられます。しかし、熟成が進むと、身が締まり、青カビが表面に現れます。この段階では、濃厚なミルクの甘味とナッツのような香ばしさが味わえます。

シャヴィニョルチーズは、その味わいの変化によって様々な料理との相性が楽しめます。焼いたりサラダに添えたりすることで、さらにその味わいを引き立てることができます。特に、ロワールの白ワインや辛口の赤ワインとの組み合わせは抜群です。

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