セル・シュール・シェール

熟成と共に酸味が穏やかになる、
ロワール川流域の山羊乳チーズ。

タイプ 原乳種 原産地 脂肪分 熟成期間
シェーブル 山羊 フランス
ヴァル・ド・ロワール
最低
45
最低10日間

セル・シュール・シェールのはじまりと歴史

セル・シュール・シェールは、ロワール川流域に位置する小さな町、セル=シュル=シェールで生産されるチーズです。19世紀末にはすでに存在し、セル出身の農婦が「母が以前からつくっていたチーズ」と述べていた記録が残っています。

かつてこの地方では、養鶏農家が卵や鶏と一緒にチーズも作っており、都市部からの注文に応じてチーズ農家に転身する人が増えました。

また、1975年にはAOC(原産地呼称保護)を獲得し、その品質と伝統が認められました。

セル・シュール・シェールの製法と特徴

セル・シュール・シェールは、山羊の無殺菌乳から作られ、乳酸発酵させた後に凝乳酵素を加え、手で型入れされます。その後、ゆっくりと水切りされ、木炭粉と塩を混ぜたもので表面がまぶされます。そのため外皮は灰をまぶした円錐台の形をしています。

熟成が進むと外皮にさまざまな色のカビが付着しグレーに変化します。酸味が和らぎ、中身は引き締まり、よりコクのある味わいに変化します。

セル・シュール・シェールの食べ方とペアリング

若いものは酸味が強く水分が多く、熟成が進むと酸味が和らぎ、塩気と甘みのバランスが良くなります。単品で楽しむだけでなく、さまざまな料理との相性も良いです。例えば、ドライフルーツやナッツ類との組み合わせは違和感なく美味しくいただけます。また、フルーツとの組み合わせもおすすめです。

ワインは、ロワール地方の白ワインや赤ワインとの相性が抜群です。特に、辛口の白ワインやフルーティーな赤ワインがおすすめです。

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