カマンベールの歴史
カマンベールの名前は、フランス北部・ノルマンディー地方のカマンベール村に由来します。誕生にまつわる有名な話では、1791年、農婦マリー・アレルがフランス革命中にかくまったブリー地方出身の司祭から助言を受け、チーズの製法を改良したと伝えられています。
現在、カマンベールはフランス以外でも広く作られています。そのうち「カマンベール・ド・ノルマンディー」は、産地や製法などの基準を満たすものだけが名乗れる、AOP(原産地呼称保護)認定のチーズです。加熱殺菌していない牛乳を使い、凝乳をお玉ですくって型に入れる伝統的な製法が受け継がれています。
カマンベールの特徴と熟成
白カビに覆われた丸い姿と、やわらかな中身がカマンベールの特徴です。若いうちはミルクの風味が穏やかで、中心に少しかための部分が残ることもあります。熟成が進むと中身がやわらかくなり、味わいや香りにも深みが増していきます。
カマンベール・ド・ノルマンディーは、少なくとも3週間熟成させて作られます。穏やかな味が好きなら若めのもの、濃厚な味を楽しみたいなら熟成の進んだものを。製法や商品によって熟成の進み方は異なるので、売り場で食べ頃を聞き、好みに合うものを選ぶのも楽しみのひとつです。
カマンベールのおいしい食べ方
まずはひと切れ、そのままで。ミルクの風味や表皮の香り、熟成による食感の違いを楽しめます。白い表皮も食べられるので、一緒に味わってみてください。
食べ方のアイデアとして、バゲットにのせたり、りんごやナッツを添えたりするのもおすすめです。加熱するとやわらかくなるので、トーストやグラタン、フライにも使えます。穏やかなタイプから風味の豊かなカマンベール・ド・ノルマンディーまで、食べ比べてお気に入りを見つけてみましょう。