モルビエ

ユニークな黒い線が特徴のチーズ。
豊かな香りと濃厚な味わいが人気。

タイプ 原乳種 原産地 脂肪分 熟成期間
セミハード フランス
フランシュ・コンテ
最低
45
最低45日間

モルビエチーズの起源と製造方法

モルビエチーズはフランスのフランシュ=コンテ地方のモルビエ村で生産されるチーズで、その名前は町の名前に由来しています。

この一帯はハードタイプであるコンテチーズの産地で、共同作業で作るためのアトリエに集まってチーズを生産していましたが、大雪などの天気でアトリエへミルクを運べなかった際に、自宅で作っていたのがモルビエチーズです。

モルビエチーズの特徴

アイボリー色の生地に、オレンジ色の外皮と黒い線が特徴的です。滑らかな舌触りと少しシャリっとする外皮のコントラストが面白く、ミルクのコクとナッツのニュアンスが感じられます。香りは豊かでクリーミーであり、舌には軽い甘味があり、後味にはかすかな苦味が残ります。

モルビエチーズの中心にある黒い線は、伝統的なデザインの一部として受け継がれており、モルビエチーズのユニークな特徴となっていいます。装飾的な意味合いが強くなっているため、現代では煤の代わりに木灰が使われています。モルビエらしさといえばこの「黒い線」でしょう。

モルビエチーズの味わいとペアリング

モルビエチーズは、もっちりとした弾力と卵黄のような濃厚な味わいがあります。木の実のような独特の香りとほのかな甘味があり、ワインには辛口の白ワインや果実味のある赤ワインがよく合います。また、パンや野菜、お肉などにかけて溶かしても美味しく楽しめます。

モルビエチーズはの生産に関する規制があり、AOC(原産地名称保護)の指定を受けていますが、AOCを持たない個性あるモルビエチーズも市場に流通しています。

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